それは本当に「ととのう」なのか
温泉とサウナが好き。
昔から本当によく行っていたが、ここ最近サウナがブームとして取り上げられることも多い。
交互浴やら、ととのうやら、ロウリュやら、もともと好きだったことに新たな概念が加わるという不思議な状況となった。
調べていくと、「ととのう」までに辿り着くためには適切なステップを踏まなくてはならないらしい。
今までの私はただ温泉で温まり、サウナでさらに温まっていたが、この方法は邪であり、
サウナ→水風呂→外気浴(外で風に当たり休む)→サウナ
というサイクルを繰り返すことが正しく、その先に「ととのう」があるらしい。
今では私もそれに習ってサウナを楽しんでいる。
確かに水風呂も外気浴も気持ちいい。これは知ることができて良かった。今まで好きだったものをさらに好きになることができた。
しかし、ある疑念が生まれる。
本当にこれが「ととのう」という状況なのだろうか。
気持ちいいし、身体も軽くなる。
しかしネットでは「麻薬的な快楽」「性的快楽よりも気持ちいい」など、到底合法な会話とは思えないような表現が散見される。
それほどか...?
麻薬がどんなものかは知らないが、そこまで気持ちいいものか、と思ってしまう。
もしかしたら私のサウナの入り方が正しく無いのかもしれない、もっとこの気持ちよさの先があるのかもしれない。
同じくサウナを利用する客達を見ながら、「あの人はその境地に辿り着いてるのだろうか」と「本当はそこまでととのってないんだろ」と
疑心暗鬼になりながらサウナに入っているから、全然ととのわない。
▼他の趣味の話▼